下肢短縮が後遺障害として認められるケースは?

 上前腸骨棘と下腿内果下端の長さが、1センチメートル以上短縮している場合に後遺障害として認定されます。

1.下肢短縮

 交通事故で、大腿骨や脛骨などの脚の骨を骨折した場合、骨折が治癒しても、骨折したほうの脚(患側)が、骨折してない脚(健側)より短くなってしまうことがあり、これを下肢短縮と呼んでいます。

 下肢短縮は、短くなった長さによって、後遺障害と認定されます。

 その測定方法は、患側と健側の上前腸骨棘(骨盤の出っ張った部分)と下腿内果下端(くるぶしの骨の一番下の部分)の長さを比較し、患側が1センチメートル以上短くなっていれば13級、3センチメートルであれば10級、5センチメートル以上であれば8級の後遺障害等級となります。

2.下肢短縮の測定方法

 下肢短縮が後遺障害として認められるかどうかは、上前腸骨棘と下腿内果下端長さが短くなっているか、という明快な基準で定められています。

 測定方法としては、上前腸骨棘と下腿内果下端の位置に印をつけ、巻尺で測る方法が一般ですが、これでは誤差が出る場合があります

 下肢短縮の証明方法としては、ロールレントゲンを用いることが有効です。ロールレントゲンとは、細長いフィルムを用いたレントゲン撮影で、骨盤から足もとまでを一枚のレントゲンに写すものです。

 レントゲンであれば、上前腸骨棘も下腿内果下端もはっきり写りますので、長さの変化を誤差なく証明できます。

3.下肢短縮の場合の示談での注意点

 しかし、下肢短縮で後遺障害の認定を得た場合でも、示談交渉には注意が必要です。

 13級の1センチから2センチ程度の短縮であれば、相手方保険会社は「労働には支障がないはずである」として、後遺症逸失利益を否定したり、減額したりする主張をしてくることが多いです。

 しかし、下肢短縮では歩行が困難になりますし、特に肉体労働では実際の障害は大きいことがありますので、示談には慎重になるべきです。

 下肢短縮は、後遺障害逸失利益を争われやすい後遺症の一つです。適切な主張・反論を行うためにも、弁護士への相談をお勧めします。

当事務所の下肢短縮に関する解決実績はこちら


よくある後遺障害に関するQ&A一覧

No よくあるご質問
1 交通事故によるむちうちで後遺障害が認定されるケースは?
2 腰椎圧迫骨折による脊柱変形で後遺障害が認定されるケースは?
3 身体障害者が交通事故に遭った場合の後遺障害はどうなるのでしょうか?
4 膝周辺の骨折で後遺障害が残るケースは?
5 後遺障害を負った被害者の家族の精神的苦痛は賠償されないのですか?
6 交通事故で複数の後遺障害が認められる場合の認定方法は?
7 鎖骨・胸骨・肋骨・肩甲骨・骨盤の骨折と変形障害
8 肩の骨折がないのに後遺障害が認定されるケース(腱板損傷・関節拘縮)
9 交通事故で残った傷跡が後遺障害と認定されるケースは?(醜状障害)
10 交通事故による手指の切断(欠損)や硬直等の後遺障害認定は?
11 交通事故で肺挫傷、血気胸等の傷害を負った場合の後遺障害は?
12 交通事故による鎖骨の骨折で後遺障害が認定されるケースは?
13 交通事故による嗅覚脱失・減退で後遺障害が認定されるケースは?
14 下肢短縮が後遺障害として認められるケースは?
15 後遺障害を負った被害者がその後死亡した場合、賠償は変化しますか?
16 交通事故によりトイレが近くなること(頻尿)がありますか?
New! 交通事故に遭ってから耳鳴がするようになりました。後遺障害と認められますか?

後遺障害についてはたくみ法律事務所へご相談ください

福岡 弁護士 交通事故 お電話でのお問い合わせ メールでの交通事故の相談予約 交通事故の相談の流れ


後遺障害のご相談 後遺障害のご相談

メールでのお問い合わせ

yakan01.jpg

オフィシャルブログ匠への道

facebook banar.png

soudanhyou.png

CONTENT MENU

対応エリア

弁護士法人 たくみ法律事務所 概要

福岡県福岡市中央区大名1-5-4福岡エースビル5階アクセスはこちら

事務所所在地

外観

クリックすると地図が拡大されます

アクセスマップ
弁護士法人 たくみ法律事務所 福岡交通事故被害者相談所 頭部外傷でお悩みの方
高次脳機能障害を弁護士に相談
Google+