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遷延性意識障害において、3,700万円の示談提示を1億1,700万円に増額した事例

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遷延性意識障害において、3,700万円の示談提示を1億1,700万円に増額した事例

相談者女性(70代)/職業:無職
後遺障害内容外傷性硬膜下血腫、遷延性意識障害
後遺障害等級1級1号
主な自覚症状意識なし

当事務所の示談交渉サポートを受ける前と受けた後の違い

賠償項目示談交渉前示談交渉後増額分
傷害部分195万円459万円264万円
後遺障害部分3,542万円1億1,278万円7,736万円
合計(既払い金除く)3,702万円1億1,700万円8,000万円

ご相談時

 相談時点で、遷延性意識障害として後遺障害1級1号の認定を受けており、保険会社から総額3,702万円の示談提示を受けていました。

検討・交渉

 相手方の示談提示は、ほぼ自賠責基準での提示であり、実質、相手方保険会社は1円も負担しないというような提示でした。

 つまり、全体的に、本来受け取るべき賠償額からあまりにもかけ離れた示談提示でした。

 当事務所としては、交渉しても時間の無駄と判断し、示談交渉を行うことなく、訴訟提起を行いました。

裁判

 裁判においては、傷害慰謝料や後遺障害慰謝料の大幅な増額に加え、当初の示談提示では認められていなかった、付添費、ご家族への慰謝料、将来介護雑費、自宅改造費用、将来治療費、弁護士費用、遅延損害金等が認められました。

 また、相手方は、裁判においてこちらの過失を30%で主張してきましたが、徹底的に反論し、これを15%とすることで和解となりました。

 以上の結果、当初3,702万円の提示額から1億1,700万円での和解となりました。

 訴訟提起から解決まで約8ヵ月というスピード解決でした。

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